こんにちは。世界屈指のメシマズ国家イギリスで食レポをするという、非生産的な趣味を持ってしまった人です。
今回はそんなメシマズ国家イギリスでも美味しい食事があるという噂を聞きつけ、とにかく世界に絶望した僕は、一縷の希望を持ってビリヤニを食べに行きました。
なぜビリヤニなのか
米が食いたかった
イギリスに来てからパサパサのサンドイッチとマックのハンバーガー、そしてうなぎのゼリー寄せぐらいしか食べてこなかったので、とにかく米が食いたい!という気持ちがありました。ナンやドーサ、チャパティではなく、米が食いたかったのでビリヤニにしました。
味のある食事がしたかった
ビリヤニには大量のスパイスが使われています。とにかく味がないことで有名なイギリス料理ですが、流石に大量のスパイスを使って味がない、なんてことは錬金術でも使わない限りあり得ないと考えました。
イギリス人が作っていない
これが全てです。
もうこれだけで多分美味いだろうと思える。
ビリヤニが食べられるお店は基本インド系の方が食事を作ってくれます。イギリス人はサンドイッチですらまずく作るという特殊能力を持っていますので、彼らにかかればおそらくビリヤニもまずく作ることができるでしょう。
イギリス人は錬金術師かつ特殊能力者です。覚えておきましょう。
今回のお店
選んだのはこちらのお店。Wembleyにある「Gana Restaurant」です。
最初、ガーナという名前だったのでアフリカ系の料理屋なのかな?と思っていたのですが、れっきとしたスリランカ&南インド料理のお店でした。ガーナなのかスリランカなのかどっちかにしろ。
Wembleyはインド系の方が多く住んでいて、事実上リトルインディアみたいになっています。なのでこの系統のレストランはたくさんあるのですが、このお店はHPにメニューが載ってて、ビリヤニがあることが事前にわかったという点からチョイスしました。
メニューに早速ビリヤニを発見
店内に入ってみると、従業員はみんなインド系の方々。これは期待できます。
席についてメニューを見てみると…ありました。ビリヤニ。
結構色々種類がありましたが、僕はチキンとマトンのミックスビリヤニをチョイス。マトン結構好きなんですよね。
注文するときに、辛くして平気?と聞かれたのでもちろん!と即答。僕は今どんな刺激物でも美味しく食べられる自信があります。
ビリヤニとご対面
オーダーから5分ぐらいでやってきました、ビリヤニ。
見た目はかなり美味そう。ですが、イギリス人は「どうせ美味い飯は俺達には作れないから、見た目だけ綺麗にしてインスタ映え狙おうぜ」というまるで北朝鮮のリゾートホテルか?ってレベルのハリボテで飯を作っている連中です。まだ信用してはいけない。
いざ、実食
まずは底に隠れている玉子と肉を掘り起こすため、取り皿によそっていきます。
めっちゃご飯パラパラ!!!美味そう!!!
スパイスの香りすごい!!!美味そう!!!
よそっているだけで期待値はマックス。もしこれでまずいようなもんなら、その場で日本までの直行便のフライトの予約をしてしまいそうです。
ある程度よそったところで、いよいよ緊張の一口。いただきます…!
美味い!美味い!!美味いぞ!!!
そうだ!!!これが!!!食事だ!!!
そのままの勢いで肉にかぶりつきます。絶対美味いに決まってる。
美味い!!!肉に味がついてる!!!
齢27歳の僕。人生で初めて料理に味がついていることに感謝しました。
ありがとう、すべてのスリランカ人。
パラパラのお米と味のついた肉。そしてスパイス。最高です。
ビリヤニの定番付け合わせ、ライタ(ヨーグルトと野菜を和えたソース)ももらえたのでかけてみます。
美味い!!!
ヨーグルトのまろやかさと酸味が追加されて複雑な味わいに。
イギリスに来て初めて味わいという言葉を使いました。
ライタをかけたまろやかビリヤニと、スパイシーなノーマルビリヤニを交互に食べていきます。ビリヤニ自体はかなりの量(多分2人前くらい)がありましたが、あっという間に完食。
本当に美味しかった。
結論:ビリヤニは世界を救う
久々に食事をする喜びを感じることができました。ありがとうビリヤニ。
ただ、このビリヤニもご多分に漏れずイギリス価格が容赦なく適用されるので、£9.25(日本円で1,800円弱)という日本の感覚からするとれっきとした高級ランチです。クソが。
明日からまたまずいサンドイッチを泣きながら噛み締める日々が始まります。
以上、ビリヤニの食レポでした。
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