バーガーキングを毎日食えば、イギリスでもそれなりに生きていけるはず

食レポ

皆さんはバーガーキングというお店をご存知だろうか。

アメリカに本社を置くバーガーチェーンで、世界100カ国以上に展開している。自らをキングと自称するハンバーガーに自信ニキで構成されている企業である。その名に恥じず個人的にバーガーチェーンで一番美味いハンバーガーが食えると思っている。

皆さんはイギリスという国をご存知だろうか。

そう、世界のあらゆる美食が集まっていると喧伝しながら、一方でサンドイッチやチーズマカロニなど、料理初心者でも美味しく作れる料理をプロのシェフが激マズに作ってドヤ顔で提供している国である。

そんなバーガーキングとイギリスという国が出会ったとき、一体どうなってしまうのか。

今回はそんな、「盾と矛どっちが強い?」的なお話です。

バーガーキングとは

過去は日本法人に色々あって、進出と撤退を繰り返したものの、現在は日本でも店舗数が増えてきたバーガーキング。

パティを鉄板ではなく直火で焼き、肉汁を留めて余分な油だけを落とす「直火焼き」が特徴で、ハンバーガーチェーンの中では頭抜けてパティが美味いです。バーガーキングを食べたあとにマクドナルドに行くと、ハンバーガーにおける肉の味の大切さを痛感します。

イギリスとは

あらゆる飯がまずい国です。以上。

バーガーキングを勧める理由

イギリスという逆境を乗り越えて、ちゃんと美味い

イギリスという存在は、それだけで味に大きなディスアドバンテージになります。

でもバーガーキングはアメリカ発祥のハンバーガーチェーン。以下にイギリスという環境がクソでも、ちゃんとした味を僕の胃袋に届けてくれます。

最初にイギリスでバーガーキングのワッパーを食べたときは本当に涙が出そうでした。だって食べ物に味があるんだもん。

アプリのクーポンが強力

イギリスで外食をすると、気にしなければいけないのが外食の価格の高さです。

バーガーキングは元々価格設定が高めのバーガーチェーンですので、回数を食べてしまうとそれなりの出費になってしまうのも事実。

そんなときに活躍するのがバーガーキングの公式アプリ。無料の会員登録をするだけで大量のクーポンが発行される上に、月ごとに利用した金額に応じて更にクーポンが配布されます。クーポンを使ったらそれによって新しいクーポンが発行される、無限クーポン地獄です。

まさにデブへの片道切符です。この先に待っているのは死のみ。

ハンバーガーはイギリス飯の中ではそれなりに健康的

「ハンバーガーなんて健康に悪い!」なんて面倒なおばさんが湧いてきそうですが、ハンバーガー自体は栄養価的にはそこまで問題ではありません。だって中身を要約するとパンと肉とチーズと野菜ですよ。これ食べて不健康になるなら大体の食事が体に悪いことになります。

ですが、ハンバーガーを頼むとなぜか付いてくる油まみれの黄金色の物体と黒くて甘い炭酸水は別です。別名、ポテトとコーラというらしいですが、あれは要約すれば油と砂糖でしかなく、一時的な美味しさという快楽と引き換えに自分の寿命を削り取っていく死神みたいなものです。

というわけで、僕は基本的にクーポン等で安くならないときはハンバーガーを単体で食べるようにしています。これならそれなりの運動をしていれば著しく不健康になることはないはず。安心して毎日ハンバーガーを嗜むことができます。

はじめよう、毎日バーガーキング生活

それでは、そんな毎日バーガーキング生活を支えてくれる珠玉の逸品たちをご紹介します。

水曜日限定で£3!バーガーキングの定番「Whopper」

バーガーキングといえばやっぱりワッパー。ビーフパティの味を存分に楽しめるのはもちろん、トマトが2枚にオニオン、ピクルス、レタスとサラダが丸ごと挟まっているレベルのボリュームを楽しめます。ワッパー1個で600kcal摂取できますし、それなりに腹にたまるのも嬉しいポイント。

通常時はバーガー単品で£6.39(約1,280円)ですが、毎週水曜日限定クーポンで£3(約600円)と半額以下になります。これを逃す手はありません。こうして、僕の毎週水曜日のランチは必ずワッパーを食べています。

ちなみにイギリスにはワッパーJrなどという甘えたハンバーガーは存在しません。

月曜日限定で£2.99!ミートフリーサンド「VEGAN ROYALE」

イギリスに来てからベジタリアンはよく見るけど、ヴィーガンは全く見かけません。それでも、バーガーキングにはヴィーガン用のメニューが用意されており、その中の「VEGAN ROYALE」は月曜日限定で£2.99(約600円)で食べることができます。

ちなみに当たり前ですが僕はヴィーガンではありません。肉食万歳!

すみません。写真撮るの忘れました。

肉もどきは小麦と大豆がベースで作られているらしく、マヨネーズも本来は卵などが使われているので、ヴィーガンマヨネーズというわけのわからんものを使っているらしいです。

実際食べてみると、確かに肉みたいな食感を楽しめます。柔らかい鶏ミンチみたいなイメージでしょうか?

普段だったら絶対食べませんが、それなりに安くてボリュームもあるので、クーポンが使えるなら全然ありです。あーワッパー食いてえ。

わずか£2.99でハンバーガーとポテトが食べられる「Beef Melt & Fries」

おそらく常設メニューで一番お得に腹を満たせるのはこれです。とりあえず今日何食べるか迷ったときにおすすめ。

健康に悪いと言っても、やっぱりハンバーガーと一緒にポテトが食べたい日だってあります。そんなときは、「Beef Melt & Fries」のセットがおすすめです。

ハンバーガーはBBQ Double MeltかClassic Cheese Meltのどちらかから選べます。僕はお肉をいっぱい食べたいのでいつもBBQ Double Meltを選んでいます。

Melt系はやや小ぶり(それでもマクドナルドのノーマルハンバーガーぐらい)のサイズですが、ちゃんとバーガーキングらしい炭火焼きのパティが2枚入っていて、チーズと甘辛いBBQソースでいただけます。普通に美味しい上に、ポテトまでついて£2.99(約600円)なので、イギリスのランチの平均価格からしたらかなりお手頃です。

一つ注意点として、飲み物はついてきません。水を自分で持って行くなど工夫しましょう。

結論:バーガーキングがミシュランに載っていないのはおかしい

バーガーキングは、間違いなくイギリス国内で指折りのレストランです。ご飯が美味しいよ!って紹介されたパブで食べた、£10するちっちゃいパサパサのハンバーガーよりも遥かにマシです。

イギリスでご飯で困っているあなた。あなたもバーガーキング教に入信しませんか。

以上、バーガーキングのお話でした。

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