私が海外移住するときに行った、お金に関する手続きまとめ

イギリス生活Tips

こんにちは!Kaitoです。

今回は、ワーキングホリデーやYMS、海外赴任や駐在などで海外移住する際に気をつけたいお金に関する手続きをまとめていきます。

ポイントは「海外転出届を提出するかどうか」

お金に関する手続きの必要or不要を考える際、最も重要なのが「海外転出届を提出する必要があるか」になります。

海外転出届とは

海外転出届はその名の通り、海外に転出する際に市区町村の役所に届け出なければならないものです。海外転出届を提出すると、日本国の非居住者となり、住民票が国内に存在しない形になります。

海外転出届を提出する条件

海外転出届は、海外で1年以上生活する際に提出しなければならないものです。
転出の理由は関係ないので、1年以上の滞在をする場合は必ず必要になります。

なぜ海外転出届が重要なのか

海外転出届を提出する、即ち非居住者扱いになることで、住民税や社会保険料の支払い義務がなくなります。当然ですよね、日本に住んでいないので。

また、日本の銀行口座や証券口座は日本国の居住者向けサービスになるので、海外転出する際は届け出を提出し、場合によっては解約する必要があります。口座を維持できない場合はクレジットカードも解約する必要があるので気を付けましょう。

というわけで、私の場合どういう整理をする必要があるかをまとめていきます。

銀行口座

最近は目的別に口座を分けてお金を管理する方も増えてきたと思います。
私も複数の銀行口座を所有していますので、規約をよく確認してみました。

三井住友銀行

現在のメインバンクです。給与受取兼各種引落用口座として活用しています。

三井住友銀行には、「SMBCダイレクト・グローバルサービス」という海外居住者向けサービスがあります。月額220円の維持費+振込手数料がかかりますが、インターネットバンキングなどが海外でもそのまま利用出ます。

SMBCダイレクト・グローバルサービス : 三井住友銀行
海外勤務や海外留学生もSMBCダイレクトが使える!SMBCダイレクト・グローバルサービスについてご紹介します。

留学や国内企業からの派遣の場合という条件があるようですが、これは「永住者ではない人」という意味合いのようで、YMSビザで渡航する場合も問題なく申し込みできるようです。

みずほ銀行

前職の給与受取口座用に会社で作らされた口座で、現在は全く活用していません。正直解約してもいいレベルです。
みずほ銀行には三井住友銀行と同様、「海外勤務者向け日本国内送金サービス」が存在します。

海外勤務者向け日本国内送金サービス | みずほ銀行
みずほダイレクトにログイン後、マイページから海外勤務・居住のお客さまが日本国内向けに送金できるサービスです。

こちらは手数料は無料で振込手数料だけがかかるそうです。口座の維持は問題なくできそうですね。念のため持っておいてもよさそうな気がします。

横浜銀行

問題になるのが地方銀行。私は横浜市民なので、大学生のころは横浜銀行の口座をメインで使っていました。

地方銀行は基本的に海外からのインターネットバンキングの利用は不可能のところが多いようです。横浜銀行は地方銀行の中でトップの預金高を誇る銀行ですが、そこでも対応していないということは地方銀行は全滅なのかな、と思います。

結論、横浜銀行の口座は解約することになります。

クレジットカード

三井住友銀行の口座が維持できることがわかったので、日本国内発行のクレジットカードはそのまま持てることになりました。

年会費無料のカードはそのまま

年会費がかかっていないカードとして、楽天カード、JCBカードW、ヨドバシゴールドポイントカード+、PayPayカードを保有しています。これらは海外では利用しませんが、解約してもしなくても変わらないので、そのまま保有します。

年会費がかかるカードは必要に応じて解約

メインカードとして利用してるカードはどれも年会費がかかる代わりにポイント還元や優待が優秀なカードが多く、日本国内ではかなり重宝していました。海外で利用する場合は勝手が変わってきますので、順番に整理していきます。

MileagePlus セゾンカード

現在のメインカード。年間300万円決済まで1.5%還元でUAマイルが貯まるカードです。

国際ブランドがアメックスなので海外では利用できる店舗が限られること、アメックスは基準レートが悪いこと、とどめに年会費が改定されて高額になったことから、残念ながら解約しようと考えています。

三井住友カード プライムゴールド(VISA)※キャッシュカード一体型

現在は発行していませんが、昔三井住友カードは「プライムゴールド」という20代向けのゴールドカードを発行していました。ちょうど三井住友銀行の口座を開設する際にキャンペーンと重なっていたので、キャッシュカード一体型で発行したのですが、結局その後あまり使うことがなくなってしまいました。

基本的には解約→ANAカード ワイドゴールドを発行の流れを予定しています。理由は三井住友カードの不正利用検知AIがゴミ過ぎてあらゆる海外決済が止まること、ポイント還元率があまり高くないこと、Oliveアカウントの発行をするためにはこのカードを解約しないと発行ができないこと(クソ)です。

ビューカード ビックカメラ Suicaカード

私は都内で仕事をしているので、必然的に仕事も遊びもJRを活用することになります。そうなるとビューカードを使う理由が必然的に出てくるわけで、私はビューカード ビックカメラ Suicaカードを活用していました。

このカードには特段不満もなく、年1回ビックカメラで買い物をすれば年会費もかからないので重宝していたのですが、当然海外では恩恵が全く受けられないので解約…と思っているのですが、日本に戻ってきたら確実にまた発行することになるわけで…年会費1,000円もしないしいいか、と悩み中です。多分面倒なのでそのまま保持すると思います。

証券口座

証券口座も銀行口座と同じく、日本の居住者向けのサービスとなりますので、整理が必要です。

NISA口座はほとんどのケースで解約が必要

現在かなり開設数が増えているNISA口座ですが、残念ながらこちらは日本の居住者向けのサービスなのでほとんどの場合解約が必要です。野村証券など一部の証券会社では保持できるケースもあるのですが、ネット証券の場合、ほとんどの証券会社は解約する必要があります。

楽天証券

1年以上5年未満の期間であれば、事前の手続きをすれば口座を保有しておくことが可能です。要件を満たせばNISA口座も保持しておくことが可能ですが、当然売買はできません。

日本株式、個人向け国債以外の資産は売却する必要があるので注意が必要ですが、ネット証券の中では比較的緩い条件になっているようです。私は楽天証券でNISA口座を保有しているのでこれは助かりました。

SBI証券

楽天証券と同じく、日本株式と日本国債以外の資産を売却したうえで手続きすることによって保有することが可能です。

楽天証券よりは少し厳しいですが、保有したままでいいのは助かります。

まとめ:手続きに時間がかかる場合もあるので、計画を立てて対応しよう

結論はこうなりました。

銀行口座…三井住友銀行を引き続きメインバンクに。「SMBCダイレクト・グローバルサービス」を申し込む。横浜銀行は解約。みずほ銀行は維持するか悩み中

クレジットカード…三井住友銀行の口座が維持できるので、年会費無料のカードは維持。年会費がかかるカードはビューカードだけ保持してあとは解約、ANAカード ワイドゴールドに集約。

証券口座…楽天証券、SBI証券共に保持。NISA口座は楽天証券のままにしておく

この選択が全員にとっての正解ではないと思いますが、私にとってはベストプラクティスだと思います。

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